相談内容

相談内容

アルコ心理オフィスではこのようなカウンセリングが行えます。

家族・職場間の人間関係

家庭や職場での人間関係に悩んでいる時、全て自分自身のせいにしてしまっていませんか?

周囲との関係がうまくいかないと、
自分自身か他者を否定するかの一方的な思考に傾きがちになります。
そんな時にこそ、今ある悩みについて一旦立ち止まって考え直してみることも大切です。

家庭生活、親戚関係、ご近所付き合い、ママ友や学校関係、職場や取引先、
SNSなど、普段生活していると、他者との関わりはどうしても避けて通れないものです。
特に、家庭や職場は人生において多くの時間を費やす場ですので、
人間関係の深みにハマってしまい、
目の前の物事しか考えにくくなってしまいます。

しかしながら、人付き合いに不安を抱えていても、その苦しみに耐え続ける必要はありません。

心が凝り固まってしまった時には、他者の視点を取り入れつつ、社会的状況も踏まえるなど、
全体的な絡み合いとしての構図を捉えることが大切です。
そうすることで自分自身への認識が変わり、
自分を見つめる目も変わってくるのではないでしょうか。

カウンセリングや心理検査は、自分と周りの世界についての理解を深めるために行います。
次に、自分自身が置かれている環境について知ること、
その上で、自分自身が外の世界に対して開かれていくことを目指して行きます。

不登校・学校関係

不登校の数は小中学生だけで18万人を超えており、2012年から年々増加しています。
また、いじめの認知件数も61万件を超え、過去最多となっています。
子ども達が思春期を迎えると、友人や先生との関係が複雑化していき、授業や進学へのストレス、
いじめなど様々な問題が顕在化しはじめます。
潜在的にはどの子どもも例外なく、リスクを含みながら通学していると言えるでしょう。

不登校やいじめに関する書籍やネットでの情報は多く見られますが、
学校に通えなくなるきっかけや、家庭での環境はそれぞれ異なるうえ、
親と子、友人や先生など、人と人との関わり合いには、マニュアルがあるわけではなく、
「問題解決のかたちは人それぞれ」というのが実情ではないでしょうか。

不登校やいじめなど、これら思春期特有の問題の裏には
「これからの長い人生をいかに自立して生きるか」ということが問われており、
ただ問題解決のみに焦点が当てられてしまうと、大切な部分を見失ってしまう可能性があります。

親からの自立を果たそうとする時、子どもは周囲の大人へ「干渉しないでほしい」という気持ちと
「見捨てないで関わってほしい」という気持ちを抱きます。
そして、その気持ちの間で激しく揺れ動き、矛盾をはらみながら葛藤します。
この時期に子どもは、親や周囲の愛情を試しつつ、前進や後退を繰り返しながら
少しずつ前向きな関係性を築いていくことになります。

17年以上スクールカウンセラーとして勤務した経験を通し感じることは、
ただ話を聴いて受け入れれば良い、ただ見守るだけで良いということではなく、
時には傷つけあっても、親が子どもを丸ごと受け止め、真摯に向き合い続けることが、
共に育ち合う良い機会になるということです。

その糸口を一緒に探していきましょう。

発達障害・神経発達症

発達は障害でしょうか、それとも個性でしょうか?

発達の問題は、障害か個性かとカテゴライズしてとらえるのではなく
「一人一人の特徴を生かしつつ、どのように人生を生きるのか」が大切ではないでしょうか。

コミュニケーションが難しい、こだわりがある、落ち着きがない、集中できないなど、
多数と違うことで、悩みや苦しみなどの生きにくさを感じる方も多くいらっしゃると思います。

ですが、多数と違うということは、悪いことばかりではありません。

自分自身の特性を知ったり、お子様の特徴を理解し得意を伸ばしてあげることは
この世界で安心できる場所を作るための第一歩です。

まずは、そこから始めてみませんか?

不安・鬱、緊張緩和

日本ではうつや不安症を含め、何らかの精神疾患(心の病気)にかかるリスクは、
4人に1人と言われています。
このように、心の病気は、誰にでも起こりうる身近な問題であるにも関わらず、
診断されると「まさか自分が…」とひどく落ち込み、素直に受け止められません。
また、心の病気であることを受け入れて治療を開始し、薬を用いて一時的に改善しても、
長い人生の中で、この病とどう向き合って行くべきか…と、不安に感じる方も多いでしょう。

心の病気の難しいところは、悪循環へと陥るケースがあるところです。

まずは思考がネガティブになり、それにより対人関係が阻害され、
やがて日常生活や職場環境が悪化していきます。
その結果、仕事を休職するか辞めるかする以外解決できないと思うようになります。
こうして職業的なつながりが無くなり経済的な基盤が失われると、更に不安感が増幅し、
外の世界から内の世界へと引きこもるため、状態がますます深刻になります。

また、うつや不安症は再発しやすいという特徴もあります。

このような状態に陥らないためにも、ストレスに耐性をつけたり、
心と身体の両方からSOSを発していないか、定期的な振り返りが必要です。

そのためには、投薬による治療だけではなく、自身の精神を安定させるために、
カウンセリングによる心理療法や、日頃から自宅で出来る
マインドフルネス心理療法を組み合わせることが有用とされます。
その場合、自身の思考の癖や自動思考(自然に頭に立ち現れる概念)に気付くことから始まります。

心の病気と向き合うために、自身の思考を見つめ直すことから始めて見ませんか?

グリーフケア・複雑性悲嘆

グリーフケアとは、喪失体験をされた方に寄り添い、
複雑な感情が心に治まるよう支援することです。
それは、ただ、かなしみの感情を消し去る作業ではありません。
また、かなしみの感情を記憶の底に閉じ込めたり、
記憶に立ち上らせないようにしたりすることでもありません。

かなしみは苦痛であり、亡くなった方について思いを巡らすことは、
時に耐え難いほど辛いことがあるでしょう。
それでも、グリーフワークの過程では、そのかなしみを内に秘めて、
故人への感情を静かに抱きしめていたいと思うことがあり、それに寄り添います。

なぜならの内に宿るかなしみこそが、今は亡き人がこの世界に生きた証であり、
亡くなった人との結び付きであると言えるからです。

大切な方の喪失体験は、その日から、自分の人生が大きく変わってしまうほどの衝撃です。
一人で乗り越えることは難しく、心的外傷やPCBD(長く複雑に続く死別のかなしみ)などを
伴う場合もあり、今では医学的な治療の対象とみなされています。

グリーフワークの過程を経ることで、死別が故人との終点ではなく、
これからも続いていくもの、その後の人生にも繋がる縁という見方が生まれてきます。

ジェンダーについて

近年、日本においてジェンダーやセクシャリティの多様性をめぐる環境は大きく変化し、
その関心はますます高まっています。

一方で、正しい理解が拡がっているとは必ずしも言えず、
多くの方がいまだに悩みを抱え、自分らしく生きにくい社会で過ごしています。
ジェンダーとセクシャリティは、性別や恋愛に関わることだけではなく、
その人らしい在り方や生き方、進路や就職、パートナーとの付き合い方など、
どのように生きるのか、誰とどう生きるのかという
人生の選択やアイデンティティに深くかかわってきます。

少数派の人たちは、偏見の目にさらされたり、就職等への不安がつのったり、
職場での雑談の際に同性愛の話題が出て辛い思いをされたりします。
にも関わらず、家族や友人にも本当のことを話せないなど、一人で抱え込んでしまいがちです。
しかもご自身やご家族が当事者なのかどうか、よくわからない、不安な場合もあります。
このように、ジェンダーやセクシャリティの問題は多様であり、複雑なものです。
これまで他者に話しにくいと思い悩まれてこられた方、
その気持ちをカウンセリングで解き放ってみませんか?